テレビ視聴率調査会社まとめ

テレビの視聴率を調査している会社はいくつかあります。調査会社によって視聴率が大きく変わることはないですが、データの取得方法や特徴が違うので、データを見る際には注意が必要です。今回は視聴率調査を行っている会社をまとめました。

ビデオリサーチ

日本国内で唯一テレビ視聴率データを提供する調査機関として1962年に設立されました。
以来、日本国内におけるテレビ視聴率調査をはじめとした各種メディアデータやマーケティングデータなど最先端のデータを提供。
テレビCMのアクチュアル(実際どれだけの量が流れたか)やニュースで取り上げられる番組視聴率ランキング等、テレビ視聴率のデータとして最も用いられています。

データ取得エリア

全国32地区:
関東、関西、名古屋、北部九州、札幌、仙台、広島、静岡、長野、福島、新潟、岡山/香川、熊本、鹿児島、長崎、金沢、山形、岩手、鳥取/島根、愛媛、富山、山口、秋田、青森、大分、沖縄、高知、宮崎、山梨、福井、佐賀、徳島

データ取得対象

各エリアに居住するテレビ受像機所有世帯、および世帯内に居住する満4歳以上の家族全員

データ取得方法

PM(ピープルメーター)による機械式調査:
調査協力を受けた個人宅に設置され、家庭内の最大8台までのテレビの視聴状況を測定します。テレビを視聴するたびに測定機付きのリモコンボタンを押して個人データを入力することで、家族の誰が、いつ、どの番組(放送局)を視聴したかを記録することができます。これにより、ひとつの調査で世帯視聴率と個人視聴率が集計され、同時にテレビ稼働率も記録することができます。

データサンプル数

関東・・・2,700世帯
関西・・・1,200世帯
名古屋・・・600世帯
北部九州、札幌・・・400世帯
仙台、広島、静岡、長野、福島、新潟、岡山/香川、熊本、鹿児島、長崎、金沢、山形、岩手、鳥取/島根、愛媛、富山、山口、秋田、青森、大分、沖縄、高知、宮崎、山梨、福井、佐賀、徳島・・・200世帯

提供データ

毎分視聴率

スイッチメディア

国内最大規模の独自パネルから収集したテレビ視聴データを保有し、クラウド型CM出稿分析サービス「SMART」を提供。調査パネルに対し、価値観や日常の行動に関してのアンケートを行っているため、性年代などの属性に加えた様々なセグメントの視聴率を提供している。併せて注視率データも提供。

データ取得エリア

関東、関西

データ取得対象

インターネットリサーチパネルより構築した対象エリアの世帯とその家族(4歳以上)

データ取得方法

機械式調査:
家庭用リモコンと独自開発のテレビ視聴データ収集機器「STARBO」による、インターネット通信を利用した機械式調査

データサンプル数

関東・・・2,000世帯(個人5,000人)
関西・・・2,000世帯(個人5,000人)

提供データ

毎秒視聴率

インテージ(メディアゲージ)

日本全国を調査対象に、月あたり350万台のスマートテレビと93万台の録画機から収集された視聴ログデータを提供。ビデオリサーチやスイッチメディアのパネル調査とは違い、実際の視聴ログを利用している点が特徴。パネル調査と視聴ログデータの違いはこちら。

データ取得エリア

47都道府県

データ取得対象

350万台のスマートテレビと93万台の録画機

データ取得方法

視聴(機器)ログデータ

データサンプル数

月あたり350万台のスマートテレビと93万台の録画機

提供データ

毎秒視聴率
di-PiNK®との突合(Dynamic Panel技術)により、人単位に視聴データを見ることも可能。
di-PiNK®とは・・・ドコモの位置情報やサービス利用情報、アンケート回答データ、インテージが保有する生活者購買データ、TV・新聞も含めたメディア接触データ、提携先から提供される3rd Partyデータ等、Webとリアルのデータを統合したDMP。
インテージ保有の他データと突合することも可能。

マクロミル(OTS)

大手調査会社のマクロミルが独自開発を行ったテレビデータ取得用の回答インターフェース(特許出願済)を用いて、テレビ視聴データを意識調査にて聴取。

データ取得エリア

東京、大阪、名古屋、北海道、福岡

データ取得対象

マクロミルパネル(OTS調査可能パネル)

データ取得方法

インターネット調査
過去1週から2週程度の番組表を提示し、視聴した番組を選択。

データサンプル数

130万人の自社パネル+860万人の他社パネルより抽出

提供データ

調査者のCM接触・非接触割合
並行して聴取した設問やマクロミル保有の他パネルデータと突合も可能。