大手広告代理店と中小広告代理店の3つの違いとは?【転職者・就活生向け】

中小、大手どちらの広告代理手に行こうか迷っている就活生や転職者の方へ向けて、中小の広告代理店に約3年、大手の広告代理店に約2年勤めている私が感じた中小と大手広告代理店の3つの違いをお伝えします。

私は、総合広告代理店に勤めていますが、WEBや新聞雑誌等あるメディアに特化したり、医療や教育などある分野に特化している専業広告代理店でも似たようなことが言えると思うので、ぜひ参考にしてみてください。

前提として、すべての違いにおいて、お伝えすることが100%当てはまるわけではなく、例外も多々ありますので、あくまでそういう傾向があるという視点でご覧ください。

一人が担当する仕事の幅

まずは、一人が担当する仕事の幅が違う、ということです。中小の広告代理店は一人が担当する幅がとても広く、大手は分業が進んでおり担当する幅が狭いです。必然的に、前者は1つあたりの仕事が浅くなり、後者は深くなります。

例えば、大手の広告代理店では、営業、クリエイティブ、メディア等がはっきり分かれており、基本的には、それぞれが他の仕事をすることはありません。(案件によっては、営業がメディアプランニングを行ったり、クリエイティブのアイデア出しに参加したりとありますが・・・)一方、中小の広告代理店では、営業がラジオの原稿を書いたり、広告のキャッチコピーを考えてクリエイティブディレクションをしたり、WEB広告の運用をしたり・・・とかなり多岐にわたることが多いです。逆にクリエイティブやメディアの人がお客様のところに営業をして・・・なんてこともあります。

規模の大きい案件に携わりたかったり、大きなチームの中で自分の深い専門性を活かし仕事をしたい場合は、大手の広告代理店へ、幅広い職種を短期間で経験したかったり、1つの案件で自分の関わる部分が大きい方がやりがいがある、と感じる方は中小の広告代理店、という視点もひとつかもしれません。

企画の視点

次に、企画の視点が違う、ということです。大手の広告代理店は中小に比べると1案件あたりの予算が莫大なので、その予算を広告主の売上のためにどう効果的に使っていくかというような視点が強く、寸分の狂いが命取りになるというような中で企画や実施を行っているように感じます。一方で中小の広告代理店は限られた予算でいかにぶっ飛んだアイデアを出し、話題化させるかというような視点が強く、実現可能性というようなところで言うと多少粗い部分も許容されるという環境下で企画や実施を行うことが多いです。

勘違いをしていただきたくないのでお伝えしますが、大手の広告代理店ではぶっ飛んだアイデアが無いかというと1ミリもそんなことは無いですし、中小では、大きい案件が全くなかったり、ミスが許される環境であるということでは全くありません。繰り返しになりますが、あくまでもそういった傾向があるというところです。

相対する方の役職

最後は、相対する方の役職が違う、ということです。大手広告代理店の場合は、お客様になる広告主も一部上場企業などの大手企業が多いです。大手企業の場合、広告宣伝部門、広報部門、マーケティング部門等の部署が分かれており、日常的に相対するお客様は各部門の担当社員、課長がほとんどです。そして場合によって部長、節目で役員クラスというような方々へ提案をする機会などがあります。一方、中小広告代理店では、お相手になる企業も中小企業であることが多いです。大手企業と同じく、宣伝部門などの担当社員、課長レベルと相対することもしばしばありますが、中には広告宣伝部門などをそもそも設置されていないところもあり、その場合は、社長と直接案件のお話をしたり、役員クラス、総務部長などの方々と日常のお仕事をすることも多いです。

会社を経営する社長の想いを直接お伺いして、案件を進めていくことができるのは、中小の広告代理店で仕事をする時の醍醐味の一つかもしれません。

最後に

以上、3つの視点で大手と中小広告代理店の違いを見てきましたが、細かな違いは他にもたくさんあります。企業選びの際には、この記事も参考にしていただきつつ、他の方の意見やサイト等で幅広い情報収集を行って、後悔の無い就職、転職を成功させてください。